治療コラム
歯医者さんが噛んでいる特別なガムの正体をご存じですか。
2015.07.11
1分でわかる!
この記事のまとめ
- 歯科医院専売のキシリトールガムは「キシリトール100%・糖類ゼロ」
- 虫歯の原因菌を減らし、歯の再石灰化を促進する
- 虫歯予防には「1日4粒(5g以上)」を歯磨き後に噛むのが効果的
同じキシリトールガムでも、市販のものと歯科医院専売品と違いがあるのを知ってしますか?
歯科医院専用キシリトールガムは、歯科医院か通販で買うことができます。薬局やドラッグストアでは販売されておらず、違いはキシリトールの含有率が100%であること。糖類が0gであること、酸性物を含んでいないことです。
キシリトールは砂糖と同じくらい甘いのに、虫歯になりにくい
キシリトールは、主に白樺や樫の木などに含まれるキシラン・ヘミセルロースという成分を原材料に作られた天然甘味料です。甘さが砂糖と同じぐらいですがカロリーはその4分の3しかありません。WHO(世界保健機関)などにおいて、安全性の高い食品添加物と認められ、日本では1997年に旧厚生省が食品添加物として認可しています。
虫歯菌(ミュータンス菌)の数を減らす
ミュータンス菌は虫歯の原因菌の一つです。砂糖を餌としてネバネバと歯の表面に取り付き歯を溶かします。ミュータンス菌は、砂糖でないキシリトールを取り込むことはできないため、キシリトールを日常的に摂取することでミュータンス菌を減らすことができます。
歯の再石灰化を助ける
ミュータンス菌は砂糖を餌にして酸を作り出します。この酸によって、歯が溶けていくことを脱灰といい虫歯の原因になります。だ液には酸をなくそうとする力があり、それを再石灰化といいます。歯科医院専売品のキシリトールガムは、硬さが市販品の約2倍あり、15~20分は咬み続けると、長い時間歯の表面に触れるとともに、だ液がたくさん出て、より再石灰化を促進させます。
100%キシリトールガムは、一日にどれくらい噛めばいい?
虫歯予防としてキシリトールガムを使う場合は、キシリトール量を1日5g以上摂取する必要があります。 歯科医院専売品のキシリトールガムは、余計な混ぜものが入っていないため1日4粒咬むと 虫歯予防に必要なキシリトールを摂ることができます。つまり、100%キシリトールガムを朝、昼、晩、寝る前の歯磨き後に咬むことが効果的です。
今野 裕一
Yuichi Konno
銀座HINA矯正歯科 院長
日本矯正歯科学会認定医・歯学博士として、これまで数多くの裏側矯正・難症例と向き合ってきました。「矯正治療はどこでしても同じ」ではありません。大切なのは「どこに、どのように歯を並べるか」です。当院では精密な分析をもとに、お顔の変化まで見据えた質の高い治療を提供しています。歯並びのコンプレックスを解消し、生涯健やかに笑える喜びを実感していただきたい。まだ信頼できるドクターに出会えていない方は、ぜひ一度ご相談ください。