治療コラム
前歯だけの部分矯正とは?全体矯正との違いやメリット・注意点を解説
2017.06.06
1分でわかる!
この記事のまとめ
- 部分矯正は、全体矯正よりも費用が安く、短期間で前歯を綺麗に整えられる
- マウスピースや裏側装置を選ぶことで、治療中も見た目を気にせず過ごせる
- 軽微な乱れに適した治療法であり、奥歯の噛み合わせに問題がある場合は適応外となる
歯並びの乱れに悩んでいるものの、「お口全体を何年もかけて矯正するのは大変そう」「そこまで大きな治療ではなく、気になる前歯だけを綺麗にしたい」と考えている方は少なくありません。こうした「気になる部分だけをピンポイントで治療したい」という希望に応えるのが、前歯だけの部分矯正(局所矯正)です。全体矯正とは何が違うのか、どのようなメリットや注意点があるのかを、詳しく解説します。
全体矯正と何が違う?部分矯正の仕組みと選ばれる大きなメリット
部分矯正の最大の特徴は、すべての歯を動かす全体矯正とは異なり、前歯など特定の数本だけを対象にして装置を装着する点にあります。このアプローチによって、全体矯正にはない以下のような具体的なメリットが生まれます。
治療期間を大幅に短縮できる
お口全体の噛み合わせを大きく動かす全体矯正では、治療完了までに2〜3年ほどの期間を要することが一般的です。しかし、動かす範囲を限定する部分矯正であれば、数ヶ月から1年前後という短期間で治療を終えることが可能です。
治療費用をスマートに抑えられる
使用する装置の数が少なく、治療の範囲も限定されるため、全体矯正に比べて治療費の総額を大幅に低く抑えることができます。予算の負担を減らしながら気になる部分を改善したい方に適しています。
ライフスタイルに合わせられる!周囲に気づかれにくい装置の選択肢
「前歯に目立つ装置がつくのは避けたい」という不安を解消するために、部分矯正においても目立たない多様な装置を選択することができます。
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表側矯正(ブラケット矯正)前歯の凹凸が軽度の場合に行われる一般的な方法です。矯正の対象となる前歯にブラケットという矯正装置を取り付けて歯並びを整えていきます。見た目の悪さを気にする方が多いですが、最近は目立ちにくい透明のクリアブラケットを使う方法もあります。
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マウスピース型矯正(インビザラインなど)透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、装着していても周囲にほとんど気づかれません。食事や歯磨きの際には取り外すことができるため、お口の中を清潔に保ちやすいという特徴もあります。
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裏側矯正(リンガル矯正)歯の裏側に装置を装着するため、正面からは器具が完全に隠れます。他人に知られることなく、日常生活を普段通りに過ごしながら前歯を整えていくことが可能です。
理想の仕上がりのために知っておきたい!部分矯正の適応条件と注意点
非常にメリットの多い部分矯正ですが、すべての方の症例に適応できるわけではありません。治療を検討する際には、以下の注意点を正しく理解しておく必要があります。
軽度な歯並びの乱れに適している
部分矯正は、前歯の少しの隙間(すきっ歯)や、軽微なガタガタ(叢生)などを整えるための治療です。歯を並べるためのスペースが著しく不足している重度の症例や、奥歯の噛み合わせそのものを根本から治す必要があるケースでは、部分矯正だけで対応することはできません。
事前の診断が不可欠である
無理に部分矯正だけで治療を進めてしまうと、前歯がきれいに並びきらなかったり、噛み合わせのバランスが崩れてしまったりするリスクがあります。精密検査を行った上で、自分の歯並びが部分矯正の適応範囲内であるかを専門医に見極めてもらうことが大切です。
まとめ
前歯だけの部分矯正は、費用や期間の負担を抑えながら、気になるコンプレックスを効率的に解消できる有効な選択肢です。ただし、お口の状態は一人ひとり異なるため、まずは信頼できる矯正歯科で丁寧なカウンセリングを受け、お口全体の健康を見据えた最適な治療プランを提案してもらうことから始めましょう。
今野 裕一
Yuichi Konno
銀座HINA矯正歯科 院長
日本矯正歯科学会認定医・歯学博士として、これまで数多くの裏側矯正・難症例と向き合ってきました。「矯正治療はどこでしても同じ」ではありません。大切なのは「どこに、どのように歯を並べるか」です。当院では精密な分析をもとに、お顔の変化まで見据えた質の高い治療を提供しています。歯並びのコンプレックスを解消し、生涯健やかに笑える喜びを実感していただきたい。まだ信頼できるドクターに出会えていない方は、ぜひ一度ご相談ください。