院長のカルテ
カミカミ
2014.10.09
私は自他共に認める大の甘党です。和洋菓子からスナック菓子まで目がなく、学生時代は深夜のファミレスで一人パフェを堂々と堪能するほどでした。そんなお菓子好きな私が以前見かけた記事に、海外の人が選ぶ「日本の不思議なお菓子TOP20」というものがありました。1位のバストアップガムや、歯磨きガムの「NOTIME」などが並び、海外ではもっとシンプルで分かりやすい味が好まれるようですが、意外な組み合わせに工夫が詰まった日本のお菓子はどれも興味深いものです。
今回は、そんな身近なお菓子の中から「ガム」にスポットを当てて、医学的なメリットについてお話しします。歯科の視点では、ガムを噛むことは歯の汚れを落としたり、現代人に不足しがちな咀嚼回数を補ったりするのに役立ちます。さらに、唾液の分泌が促されることで、お口の中が自然に洗い流されて口臭予防や消化の促進、あごの発達にもつながります。実は矯正治療の面でも、ガムを噛むことでお口周りの血流が良くなり、歯が動くときの痛みが軽減するという嬉しい報告があるのです。
また、噛む行為は脳を刺激して覚醒させる効果もあります。古くは日本の忍者が、兵糧丸(ひょうろうがん)という硬い乾燥丸薬をガムのように噛み続けることで大脳に酸素や糖質を送り込み、高度な集中力を維持していたそうです。プロのアスリートが試合中にガムを噛んでいるのも、集中力や運動能力を高めるためだと言われています。さらに、ガムを噛みながら運動すると体温が上がりやすく脂肪燃焼が進むというダイエット効果や、噛むことで脳の扁桃体の緊張がほぐれてストレスが緩和されるというリラックス効果まで分かっています。
お口を綺麗にするだけでなく、集中力アップやダイエット、ストレス解消にも一役買ってくれるガムは、噛む回数が減った現代人にとって、まさに手軽で優秀な「健康グッズ」と言えるかもしれませんね。
今野 裕一
Yuichi Konno
銀座HINA矯正歯科 院長
日本矯正歯科学会認定医・歯学博士として、これまで数多くの裏側矯正・難症例と向き合ってきました。「矯正治療はどこでしても同じ」ではありません。大切なのは「どこに、どのように歯を並べるか」です。当院では精密な分析をもとに、お顔の変化まで見据えた質の高い治療を提供しています。歯並びのコンプレックスを解消し、生涯健やかに笑える喜びを実感していただきたい。まだ信頼できるドクターに出会えていない方は、ぜひ一度ご相談ください。